いきるをつくる - たべること、きること、つくること、つかうこと、知ること、感じること
買い付け日記
2018 / 03 / 23

染のさきら 工房見学レポート

こんにちは、mumokuteki goods&wearsの桐谷です。

1月のまだ寒さが厳しい頃、京都の岩倉にある染のさきらさんの工房にお伺しました。染のさきらさんは手捺染(てなっせん)と呼ばれる染めの技法で主にストールや手ぬぐいを製造されている染め工房。

古くから友禅染の伝統が守られてきた京都の地で、1978年から続く歴史ある伝統技法を今も尚大切にされています。最寄駅から車で10分ほど走った先、工房は住宅街の合間にあります。

閑静な場所ではありますが、岩倉の地はどこか懐かしい人の温かさや、自然からいきいきとしたエネルギーを感じる場でした。

 

 

 

工房に着いて早速目に入ってくるのが、工房内に入りきらないほどの型の数々。二階建の工房の壁沿いに数えきれない数の型が並び、その佇まいからこれまでの歴史の長さを想像させられます。

中に入ると、どこからともなく聞こえる機械の音と職人さんたちの作業の音が工房らしさを引き立てていました。型に染料に布地にと、所狭しと並べられた様子が伺えますね。

 

 

工房の中で特に圧巻なのが、染付を行う台〝染台の存在です。横長の工房の端から端までもある台の長さ。丁度お伺した時に染めの途中経過の生地が張られていました。連なる染め模様は一部の隙間もなく、綺麗に繰り返され、先の先まで続いていきます。

 

 

染め型自体大きなものですが、移動ができるよう大きさも限られている為、一回で染められる幅に限りがあります。何度も位置を調整して型を置き、染め、移動を繰り返して浮かび上がる模様にほれぼれします。

 

 

 

この鮮やかな色使いも、染のさきらさんが大切にされている〝ハッとする色づくり、色あわせ”によるもの。手捺染は一型に対して一色ずつ色をのせていくので、その重なりも想定する技術が必要になります。

いくつもの染料を掛け合わせて、色を作り出すことは本当に繊細な職人技です。使用する布地によって、染料の種類も変わる為、一人前の職人になるのに何年もの経験が必要となるそうです。

 

 

こうして一枚一枚色が重なり、出来上がったものがストールや手ぬぐい、またはお洋服の布地などになり、皆様のもとへ届きます。実際に手に取って見て頂くと、その色のぼかし具合や色合わせに目をとめて頂けるはず。

ぜひ皆さんにその素敵な手仕事を見て頂きたく、今回mumokutekigoods&wears 京都店にて染のさきらさんの展示販売会を開催する運びとなりました。

これからの季節にふさわしい、彩りと風合いをお楽しみいただけますので、お近くの方は見に来て頂けましたら嬉しいです。

ぜひお越しください。

 

 

 

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