いきるをつくる - たべること、きること、つくること、つかうこと、知ること、感じること
買い付け日記
2021 / 08 / 27

大槌刺し子とmumokuteki

mumokuteki goods&wearsの服バイヤー今野です。

今回はmumokutekiで取り組んでいる『古着のアップサイクル』に無くてはならない存在。

『大槌刺し子』についてお話させて頂きます。

 

 

『大槌刺し子』とは?

2011年6月 岩手県の大槌町発、震災復興支援をきっかけにスタートした女性たちによるプロジェクトです。

大槌町は太平洋に面する人口11,000人の小さな町。

 

 

東日本大震災により、綻んでしまった大槌という町を 「刺し子」を通して復興したい。

もう一度繕い、補強し、みんなが誇れる美しく、たくましい町にしていきたい。

そうした願いを込めて、このプロジェクトは立ちあげられました。

 

震災から今年で10年。

この節目に当初『大槌復興刺し子プロジェクト』としてスタートした名称は『大槌刺し子』へ変更されました。

「手仕事の価値を伝え、工芸と日本を元気にする」というコンセプトを胸に。

これからの持続可能な社会づくりに、新たな一歩を踏み出されたところです。

 

刺し子とは?

「刺し子」とは、布地を綴り縫いや刺し縫いする針仕事のこと。

かつて貴重だった布地を繰り返し補修し、長く大切に使う。

日本人の”モノを大切にする生活”のなかで生まれてきた刺し子は、「用の美」を象徴するものです。

 

 

 

大槌刺し子を運営するのは京都のNPO法人、テラ・ルネッサンス様。

mumokutekiでは2015年の9月から、大槌刺し子のプロジェクトに参加させて頂いています。

 

わたしたちが刺し子を施す服は、主にミリタリーやヨーロッパワークの古着です。

古着には汚れやダメージが付きもの。

特に古いものやワークアイテムなら尚更です。

 

そのダメージが気になるところや、単純に可愛くなることをイメージして、刺し子をデザインしていきます。

貼り合わせる生地や配置、刺繍する糸の色などは、1点1点mumokutekiのバイヤーが考えています。

まずは古着に生地を当て、刺し子の位置をイメージしてみたりするのですが、、

これが案外難しく、すんなり進んではいきません。

色やバランス、服がより良くなるように、想像を膨らませます。

 

※こちらは依頼書の一部

 

刺し子の下準備ができると、岩手県 大槌町へ古着を出荷。

町の女性のみなさんに刺し子を施して頂き、大槌刺し子×mumokutekiの商品が完成します。

 


旧ロゴ

 


新ロゴ

 

すべての商品の内側には、大槌刺し子のロゴマークが。

このマーク部分に使用する生地、糸の色も、それぞれの商品に合わせています。

 

 

大槌刺し子×mumokuteki

ひと針、ひと針想いを込めて刺し子された古着は、もとの姿より活き活きと。

想いのこもった新たな姿に生まれ変わります。

 

 

商品画像

 

商品画像

 

商品画像

 

商品画像

 

商品画像

 

わたしたちは大槌刺し子さんとの取り組みを『古着のアップサイクル』とよんでいます。

 

アップサイクルとは。

デザインやアイデアでの力で、本来であれば捨てられていたかもしれないモノに付加価値を持たせること、そしてもとの姿よりも、より良いモノにすることです。

モノを長く大切に使う、そんな生活の中で生まれた「刺し子」は、アップサイクルの始まりともいえます。

 

わたしたちは、まだ着られる状態の古着が新たな誰かの手に渡るように、刺し子や、染め、リメイクを施して、『古着のアップサイクル』に取り組んでいます。

 

そうして生まれた商品から、”モノを大切にすることの豊かさ”をファッションとして提案しています。

 

最後に。

2021年でスタートから10年が経過した『大槌刺し子』のプロジェクト。

モノの大切さ、人とのつながりや変わらない想いの大切さ。

新しい変化を感じながらも、まっすぐ前に進む大槌町の女性たち。

昔ながらの手しごとと、今をいきる女性の感性が合わさった『大槌刺し子』。

始まりのきっかけは震災復興でしたが、今は大槌町のぬくもりが溢れる『刺し子ブランド』だと思います。

mumokutekiではこれからも『大槌刺し子』と共に、永く愛される服づくりに取り組んでいきます。

 

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