いきるをつくる - たべること、きること、つくること、つかうこと、知ること、感じること
買い付け日記
2021 / 05 / 21

じぶんでそめる ニュアラとは?

mumokuteki goods&wearsの服バイヤー今野です。

5月29日から6月6日まで『じぶんでそめる ニュアラ』のPOP UP SHOPを京都店にて開催することになりました。

この日記はその商品と、POP UP SHOPを開催するに至るまでのお話。

 

『じぶんでそめる ニュアラ』とは?

 

ニュアラとは、持続可能な「これから」を想うランジェリーブランドです。

京都発のシルクランジェリーブランド〈Puntoe〉から2020年にリリースされました。

女性の肌に優しい天然素材と、環境に優しい植物染料を使用したサスティナブルなランジェリー。

ニュアラに使用する植物染料は京都の職人が植物を育てるところから作り上げ、素材はシルク・竹・オーガニックコットンなど肌に優しい天然素材を使用しています。

この説明を聞くだけでも、こだわりの強さが感じられますよね。

ニュアラは現在オンラインショップを軸としており、実店舗を持たないブランドです。

ぜひ今回の機会に、京都店にてニュアラがどのようにこだわったランジェリーなのか。手に取ってお確かめください。

 

『POP UP SHOP 開催の経緯』

これまでmumokutekiでは腹巻きやレッグウォーマーなど、インナーアイテムの取り扱いはしてきました。

ですが今回のように下着を販売するの、実は初めての試みです。

 

コロナが世間を騒がせてから1年以上が経過し、誰もが自分を取り巻く環境が変わったり、我慢が増えたりして、大変なことが多かったのではないでしょうか?

そんな大変だった大勢のなかの、私もその一人です。

具体的になにが大変だったかというと、昨年の1年間で身体が大きく変化しました。

 

私は今年31歳の年で、昨年めでたく30歳を迎えました。

就職してから29歳まで毎日がお仕事メインの生活。

お日様の下で長時間紫外線を浴びても、仕事でほこりを被って汗をかいても、多少無理が続いても、 何とかなっていました。

「自分は丈夫・健康」 と思い過ごしてきた29年でしたが、30歳を越えた昨年のGWに急に変化が訪れたのです。

 

はじめての緊急事態宣言中で、自粛期間真っ只中。

健康の為にジョギングでもはじめようかと重い腰をあげ、意気揚々と走ったその晩。身体にぽつぽつと蕁麻疹。

明日には治まるだろうと一晩寝たけど治らず。翌日市販の薬を購入し塗ってみたけど治らず。

すぐ病院にいき事情を説明して、数日分のお薬を貰い服用してみたけど1週間経っても治まらず。

 

結局 薬を飲まず完全に治まるまで、半年ほどかかりました。

長かったし、「このまま治らなかったらどうしよう」とすこし心も落ち込んでいた半年でした。

蕁麻疹を患っている期間は免疫力が下がり、家で大人しく過ごしていても身体の不調が立て続けに出てしまう。

 

ストレスが原因だったかもしれないし、30歳という年齢にさしかかって急に身体が変化したのかもしれない。

結局なにが原因なのかは最後まで分からなかったですが、身体は正直で 変化しつづけるものなんだと再確認させられました。

 

蕁麻疹をきっかけに生活リズム、食生活を改めて見直すことになり、悪いことばかりではなかったです。

なにより1番肌に触れるもの  ”下着” についても見直したいと考えていました。

ただ調べれば種類は沢山あるし、どれがよいのかも正直わからない。

なかなか下着へこだわることに踏み込めずにいた頃、ニュアラさんからお声掛けを頂いたのです。

 

『ニュアラの製品について』

冒頭にお伝えした通り、ニュアラは天然素材と植物染料を使用したお肌と環境に優しいランジェリーブランドです。

植物など自然から採れる材料で作られるニュアラの染料は、染める素材・染める季節によっても色合いが若干変動するそう。

化学染料を使わないからこそ出てくる色のムラ、深さの違いもオリジナリティ溢れる要素の1つといえます。

ニュアラの下着は素材・染料だけではなくデザインへのこだわりも深い。

例えばショーツ。

 

 

ニュアラのショーツはどのデザインもゴムを一切使用していません。

ゴムの変わりにウエスト部分は伸縮性のあるオーガニックコットンを使用し、締め付けのない快適な履き心地が特徴。

シルク100%のシルクスキンシリーズは、肌がうっすらと透けるほどに薄く身体と溶け合うように馴染みます。

ただクロッチ(股部分)まで同じ生地だと少し頼りない、なのでクロッチには竹を原料にした素材を使用。

適度な厚みで安心感があり、さらっとした肌触りがデリケートな部分に嬉しいのです。

竹素材は抗菌性もあり、繊維質なので汚れも落ちやすいメリットもあるそう。

はじめは硬く感じるかもしれませんが、着用していくうちに馴染みます。

 

続いてブラ。

シルクスキンブラ (パッドあり) は、通気性の良いパッドをシルク100%ニットで包みこんでいます。

肌触りはしっとりとしていて、風が通るような爽やかな付け心地。盛るのではなく、自然なシルエットが特徴です。

ホックは着脱のしやすいフロント部分へ配置し、シンプルなカッティングを引き締めるアクセントにゴールドの金具を。

金具が肌に密着することはないので、付け心地の問題もないそうです。

肩紐もシルクコットンの生地をくるんだ素材で出来ており、肌が弱い方にもやさしい仕様。

 

『植物染料、天然素材ならではのお手入れ方法』

ニュアラの下着は植物染料、天然素材のため、少しデリケートなお手入れが必要になります。

植物染めの特徴として”日光など強い光に長時間当たると退色しやすい”ので、日陰干しをしてください。

経年変化でも若干の色褪せなどが起きていくでしょうが、それすらも植物染めの一貫として楽しんでもらいたいです。

 

そして化学繊維よりも繊細な素材を使用している為、手洗いをおすすめしています。

はじめのうちは洗濯の水に色が出ることもあると思いますので、ニュアラの製品のみで洗って下さい。

多少面倒に感じる方もいるかと思いますが、その手間も込みで。

手のかかる子ほど可愛いという言葉もあるように、大事に長く身に着けて頂きたいです。

 

『じぶんでそめる』

私がニュアラの商品に惹かれた1番のポイントが、『じぶんでそめる』ことが出来るということ。

ニュアラでは各アイテムごとに3種類のタイプがあります。

 

〈染色を施していない天然素材そのままの色 プレーン〉

〈職人が手作業で染めるバイオーダー〉

〈身近な道具で気軽に染め体験ができる「ニュアラ染めキット」〉

 

ニュアラ染めキットは、プレーンの下着とオリジナル染料がセットで届きます。

自分の手で簡単に、おうちで染める体験が出来るキットです。

まずはじめはプレーンの色を楽しみ使用感が出てきてから染めても、はじめから好きな色に染めても。

染めて履いて色が少し褪せてきたら、また染め直す。

染めるタイミングは自由。好きなときに自宅でアトリエ気分を味わえるのです。

 

オリジナル染料は2回分入っており、しかもそのうち1回分で下着2着が染められます。

例えばショーツの染めキットを購入した場合、プレーンのブラを同時に購入すれば 2着とも染める事が出来ます。

ショーツと一緒に手持ちのハンカチなど、私物を染めても楽しい。

 

そう、「楽しそう!」ここがポイントです。

 

なかなか外出もしづらい日々なので、家で出来る何か新しいことをしてみたい。自分で何か作ってみたい。

そんな創作意欲がわいてくる今のご時世に、ぴったりじゃないかと。

 

 

『じぶんで染めてみました』

まずは自分が染めてみよう!ということで、ブルーバイオレットの染料を使用し私物を染めてみました。

染めるアイテムは 古着のクロシェポーチ。( 一緒にハンカチも )

 

 

マスクをしながらの作業でしたが、染める工程のなかでいろんな香りがしました。

 

 

お湯を使用するので、熱!熱!となりながら染料を溶かした液に漬けこむ。

 

 

 

 

説明書を読みながら、染料をお湯に溶かして 物を浸して。

また別の染料液をつくり、物を浸して。

初めてなものでバタバタしながら染め作業を進行。

 

 

忙しく進んでいきましたが、染め終わればあっという間の40分。(段取りが悪く30分以上かかりました、、)

きなり色だった古着のポーチが鮮やかなブルーバイオレットになりました。

 

もともとの色も気に入っていましたが、生まれ変わったこのポーチも思っていた以上に発色が良く可愛い。

自分でひと手間加えた事により、愛着もさらに沸きました。

試してみてわかることも沢山ありましたので、是非みなさんもお試しください。

 

 

 

『じぶんでそめるワークショップ』

今回のPOP UP SHOPではワークショップも開催します。

内容はニュアラのシルク100%くつしたを、天然染料で染める体験です。

 

ワークショップで使用するカラーは、mumokuteki別注『アッシュグレイ』

 

 

mumokutekiでセレクトする商品には、ベーシックなカラーが通年通して欠かせません。

トレンドに関係なくずっと愛用できる色、着ていて安心する色、毎日の生活に溶け込む色、そっと他の色を支えてくれるような色。

主張はしないけど、mumokutekiのワードローブには外せない色です。

 

ひとりで始めるには腰が重いけど、みんなで染めればたのしいかも。

まずは気軽に体験して頂きたく、気負わず身に着けられる”靴下”を染めるワークショップを企画しました。

 

個人的に下着をチェンジするのは少しハードルが高い気もするので、まずは靴下でニュアラの製品を試してみてください。

あと、mumokutekiのお客様には靴下好きが多い。というのも理由の1つです。

 

 

『アッシュグレイ』

最後に、今回のPOP UP SHOPでは店頭限定受注でmumokuteki別注カラーのオーダーを受け付けます。

オーダーを頂いた数量のみ、丁寧に手染めをするバイオーダー。

ラインナップはこちらの4種類です。

 

シルクスキンブラ (パッドあり)

 

シルクスキンブラ (パッドあり)

 

シルクハイウエストショーツ

 

サテンボーイズパンツ

 

シンプルながらも艶のある深い色合いで、女性らしさも感じるアッシュグレイ。

毎日の生活にそっと寄り添ってくれるはずです。

 

 

長くなりましたが、お話はここまで。

ニュアラについて、下着について、植物染めについて。

なにかに興味を持たれた方は、是非mumokuteki 京都店に足をお運び頂ければ嬉しいです。

今回のニュアラに限らず、mumokutekiに来て下さるお客様たちに何か新しい情報やアイテムを持ち帰って頂けるように。

これからもmumokutekiらしい提案をしていきたいと思います。

少し長くなりましたが、お付き合い頂きありがとうございました。

 

店頭にてお待ちしております。

(オンラインストアでも5月29日から6月13日の期間限定で販売予定)

 

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