いきるをつくる - たべること、きること、つくること、つかうこと、知ること、感じること


「いきる藍染」


mumokutekiでは、「いきるをつくる」をコンセプトにcafé(飲食事業) / goods&wears(衣料雑貨販売事業) /antique&repair(家具販売事業) /farm(畑・加工事業) / hall(イベント・セミナー事業) / &market(協賛事業スーパー)を通してたべること・きること・つくること・つかうことること・かんじることを続けてきました。

食品や衣類・雑貨・家具など数多くの商品を取り扱っていますが、現在、大量生産からくる大量廃棄によって地球温暖化が進み、大きな社会問題となっている中で、リサイクル・リユースだけでなく、元のモノの特徴を生かしてより良いモノに、新しい価値を生み出す取り組みを始めています。

その中で衣料雑貨事業である「mumokuteki goods&wears」は、「株式会社H.A.L.U」の協力のもと、「天然藍染」によるアップサイクルの取り組みを開始いたしました。

古着商品を取り扱う「mumokuteki goods&wears」では、古くから愛用され、色あせや汚れてしまったヨーロッパアンティーク衣類を藍染することでもう一度価値ある一枚に蘇らせることでアップサイクルを行っています。

藍染は藍の葉を使い、発酵させ、染めていきます。

そのため、藍染の藍は、一言で表すと「生きている」と言い表されています。

藍染は経年仕様によっていっそう冴えて鮮やかに美しくなる特徴があり、長く大切に楽しんで頂けるのも魅力のひとつ。

藍に染めることによって、布自体の耐久性を増し、さらには虫や蛇を寄せ付けないため、防虫効果もあると言われています。

さらに保温性にも優れているので、肌荒れなどのトラブルも起こしにくいため、昔は赤ちゃんの衣類にもよく使われていました。

世界に一つの着られなくなったヨーロッパアンティークのアイテムが、藍染めの「効能」をまとい、また新しい価値となって誰かの大切な一枚になることを願っています。

今回協力頂いたのは、株式会社 H.A.L.Uの堀口久美社長。

堀口さんは学生から染色を学ばれ、染師として活動されています。

自然の美しさや喜びを表現することはもちろん、地球に優しい素材と環境に優しい染色技法による天然染めの良さを広げていらっしゃいます。