いきるをつくる - たべること、きること、つくること、つかうこと、知ること、感じること

『大槌刺し子』とは?

2011年6月 岩手県の大槌町発、震災復興支援をきっかけにスタートした女性たちによるプロジェクトです。

大槌町は太平洋に面する人口11,000人の小さな町。

 

 

東日本大震災により、綻んでしまった大槌という町を 「刺し子」を通して復興したい。

もう一度繕い、補強し、みんなが誇れる美しく、たくましい町にしていきたい。

そうした願いを込めて、このプロジェクトは立ちあげられました。

 

刺し子とは?

「刺し子」とは、布地を綴り縫いや刺し縫いする針仕事のこと。

かつて貴重だった布地を繰り返し補修し、長く大切に使う。

日本人の”モノを大切にする生活”のなかで生まれてきた刺し子は、「用の美」を象徴するものです。

 

 

 

大槌刺し子×mumokuteki

大槌刺し子を運営するのは京都のNPO法人、テラ・ルネッサンス様。

mumokutekiでは2015年の9月から、大槌刺し子のプロジェクトに参加させて頂いています。

わたしたちが刺し子を施すアイテムは、ミリタリーやヨーロッパワークの古着。

貼り合わせる生地や配置、刺繍する糸の色など、1つ1つmumokutekiのバイヤーがデザインしています。

刺し子の下準備ができた古着は大槌町へ出荷し、町の女性のみなさんに刺し子を施して頂きます。

 

※こちらは依頼書の一部

 

ひと針、ひと針想いを込めて刺し子された古着は、もとの姿より活き活きと。

想いの乗った付加価値のある姿に生まれ変わります。

   

2021年でスタートから10年が経過したこのプロジェクト。

モノの大切さ、人とのつながりや変わらない想いの大切さ。

新しい変化を感じながらも、まっすぐ前に進む大槌町の女性たち。

昔ながらの手しごとと、今をいきる女性の感性が合わさった『大槌刺し子』は、ぬくもり溢れるブランドです。

mumokutekiではこれからも『大槌刺し子』と共に、永く愛される服づくりに取り組んでいきます。